肩こり・首こりの原因となる筋肉

スマートフォンやパソコンを使うことの多い現代では肩こり首こりが日常化しお悩みの方も多いかと思います。
たかが肩こり首こりなどと、なにもせず放っておくと、血流が悪くなり、神経にも影響を及ぼし、頭痛や自律神経の乱れを引き起こすこともあります。
ケアをせず放置すると治療にも時間がかかってしまいます。継続した鍼治療や整体、ストレッチを行いコリのない良い状態の筋肉をカラダに覚えさせることが大事です。単に肩こりだと言っても人により感じ方が違いますし、生活習慣や姿勢によりコリのある筋肉が様々です。
今回は硬くなると肩こり首こりと感じやすい筋肉をご紹介致します。

僧帽筋上部

頭から肩・背中にかけて大きな筋肉の僧帽筋ですが、主に上部繊維が硬くなると肩こりとなり得ます。
猫背の姿勢で頭が体より前にいってしまうと頭の重みを筋肉が支えることとなり、僧帽筋上部繊維が常に収縮してしまい首こり・肩こりとなります。

肩甲挙筋

首から肩甲骨につながる肩甲挙筋は僧帽筋と同じく猫背の姿勢で肩こり首こりとなります。また、肩甲骨を日常的に動かすことが少なくなると肩甲骨につく筋肉が硬くなります。

脊柱起立筋

腰痛にも関わりのある腰から頭までつながる脊柱起立筋ですが、実際はいくつかの筋肉の集まりを脊柱起立筋と呼びます。最長筋と半棘筋は首まで付き首こりの原因となります。

板状筋

こちらも背中から後頭部に付く筋肉です。肩こり・首こりになり、頭蓋骨まで付く筋肉のこりがひどくなると頭痛を招くことがあります。

胸鎖乳突筋

これまでの筋肉は背中側にある筋肉でしたが、胸鎖乳突筋は首の側面にあり胸骨・鎖骨から耳の後ろの骨に付く筋肉です。肩こり首こりをそのままにしていると寝違えとなりやすい筋肉です。

後頭下筋群

後頭部のより深層にある小さい筋肉の集まりで、主に大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋を合わせて呼びます。
緊張が続くと首こりとなり、コリが強くなると頭痛や自律神経の乱れを引き起こします。

肩こり首こりの強い筋肉は、繊維の中にしこりのような硬結ができます。その硬結を的確に捉え鍼や整体でしっかりとほぐしていきます。一度の施術で完治という訳にはいきませんが、続けてほぐしていくことで改善し、楽になっていきます。また、肩こりは姿勢からも影響を受けやすいので猫背を少しずつ改善していきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です