ランナーに多い膝の痛み

ランニングを趣味や健康のために楽しんでいる方は多いと思います。また、最近ではマラソンの大会が増え、完走するために日々ランニングをされている方もいると思います。
短い距離なら良いけれど距離が伸び、走る時間が長くなるとだんだん体は辛くなり、特に足裏・ふくらはぎ・大腿部は疲れやすいです。筋肉が正常に働かなくなると、今度は関節に負担がかかり足首、膝、股関節に痛みが出始めランニングが困難になってしまいます。
今回はその中でも多くのランナーを悩ませる慢性的な膝の痛みについて書いていきます。

腸脛靭帯炎

腸脛靭帯
腸脛靭帯

膝の外側に痛みがある場合、腸脛靭帯炎の可能性が考えられます。
腸脛靭帯とは、大腿部の外側にあり体の中で一番長い靭帯で、股関節の筋肉・大腿筋膜張筋とお尻の筋肉・大臀筋からなり膝の外側を通り下腿骨へと付着します。
ランニングなど膝の曲げ伸ばしが繰り返される運動で、大腿骨の外側上顆という骨の隆起と腸脛靭帯が擦れ炎症が起こり痛みが出ます。
日々の生活でもデスクワークや立ち仕事、運動不足により股関節の柔軟性が低下し、大臀筋・大腿筋膜張筋が過度に緊張すると腸脛靭帯を強く引っ張り付着部である膝の外側に炎症が起こります。

鵞足炎

鵞足
鵞足

今度は反対の内側の痛みの場合、鵞足炎の可能性があります。
鵞足とは、半腱様筋、薄筋、縫工筋が膝の内側に付着する形が鳥の足の形に似ていることから鵞足と名前が付けられています。鵞足炎とはこの3つの筋肉・腱の炎症のことです。
腸脛靭帯炎と同様に、膝の曲げ伸ばしの繰り返しや股関節の硬さ、X脚・O脚・ガニ股・内股でランニングしている方は注意が必要です。

膝蓋腱炎

ジャンプを繰り返すバレーやバスケットで多くみられる膝のお皿(膝蓋骨)の下のあたりの痛みは膝蓋腱炎(ジャンパー膝)を疑います。
ランナーではあまりおおくはありませんが、大腿四頭筋の筋力低下、また、緊張が強く筋肉が硬い状態でランニングを続けていると、負荷が強くかかり炎症が起こることもあります。

膝蓋下脂肪体炎

前述のものより膝の痛みの原因となることは少ないですが、膝蓋骨の裏側にあるクッションの役割をしている脂肪体で炎症が起こり、膝蓋骨の裏と膝蓋腱の両脇に痛みが出ることがあります。
脂肪体が硬くなりクッションの役割が弱くなったり、大腿四頭筋の緊張、過度な練習などで負担がかかり炎症が起こります。

どんな膝の症状でもX脚やO脚、ガニ股や内股など膝と爪先が真っ直ぐ向いていない歩き方、走り方をしていると膝に負担がかかり痛みの原因となり得ます。
少しの筋肉の張り、痛みを我慢していると炎症は引かず、そのままランニングを続けているとさらに炎症が強くなり痛みで歩くことが困難になる場合もあります。

ランナーの膝の痛みのセルフケア

痛み、違和感を感じながら走り続けてしまうと、炎症が強くなりどんどん悪化してしまうので、膝の痛みがある場合は極力運動は控えます。
また、炎症が一度引いて痛みが落ち着いたとしても、筋肉の緊張が強いとランニングの繰り返しの負荷で痛みが再び出てしまいます。
セルフケアとしてランニングや運動後だけではなく日々ストレッチやマッサージを行い体の疲れをとり、筋肉を柔らかくしておくことが大切です。
それでもなかなか改善がみられないようであれば当サロンの筋・筋膜はりきゅう整体コースで鍼・整体・ストレッチを受けていただくのをお勧めします。

ランナーの膝の痛みの施術

まずは膝の痛みの原因が何なのか明確にしていきます。
どこに痛みが出ているのかだけではなく、走り始めに痛みがあるのか・走り続けていると痛みが出るのか・走り終わった後に痛みが出るのかによっても変わってきます。

ランニングで繰り返し起こる膝の痛みの直接の原因となる筋肉には、トリガーポイントを中心に鍼を刺し低周波治療器をかけ緊張や炎症を和らげます。
鍼が苦手な方には手技による整体で筋肉をしっかりほぐします。
直接の原因となる筋肉の治療と合わせて、その筋肉に負担をかけているところも施術していきます。人により違いますが、多くは股関節(大臀筋・大腿筋膜張筋・中臀筋・内転筋など)の硬さ、大腿部(大腿四頭筋・ハムストリング・鵞足)の筋緊張、足関節の異常・足裏や足の指の硬さが大きく影響しています。

施術をした後はランニングを少しづつ再開し、膝の調子をみながら距離を伸ばしていきます。どうしても距離が伸びると痛みが出やすいのでケアをしながらのランニングをお勧めします。
痛みがなくても違和感や疲れ、筋肉の張りを感じるなどでも施術は受けていただけます。
どういったケアが必要なのかわからない方は一度ご相談いただければと思います。

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